蛇美

私は今日まで生きてきました…

【反省】日本の嫌煙はここまで来たのか?!

今日入院している知人のお見舞いに行ってきた。

何度も何度も言っていることなんだけど…
わたしには友人・知人の類が絶望的に少ない。
だから…
存在そのものがもはや「稀少価値の塊」と化している友人・知人達には
心から大切にしたい気持ちは人一倍あるんだけどねぇ〜…
気持ちだけでは人は救われたりしないのが世の常だったりもするのです。


実は、わたしは医療関係の仕事をしている癖に、
病院とかのお見舞いが苦手だ。
いや苦手と言えば、苦手の奴の方から…
「イヤイヤイヤ、僕なんてまだポッと出のケツの青いガキですよ」
なぁ〜んて逆に恐縮してしまうぐらい
致命的ことをついやらかしてしまう。
それが…
わたしのお見舞いに課せられた悲しい性といってもよい。

アレは小学生の時、父が入院した。
わたし(7歳)と妹(3歳)は父の回復を祈願して折り紙を送った。
結局、父の枕元には妹の折ったレベルE難度の小さくカワイイ30羽の「折鶴」が退院まで飾られていたが、わたしの初心者レベルの「兜」と「手裏剣」はいつの間にかどこかに消えていた。

中学校の夏休み、幼馴染が入院した時、
わたしがお見舞いに送った「納涼 怪談特集」というコミック雑誌は、
「退院してから読むね」とその場で突っ返されてしまった。

大学の時、交通事故に遭った親友を見舞ったら…
翌日彼女は天に召されてしまった。

去年入院した母に、鍼を打ってあげようとしたら…
母は何を思ったのか?
いきなり「殺されるwww!!」と
ま・さ・かのナースコール!!
あわや、警察に逮捕されそうになった。

とまぁ〜、わたしのお見舞い歴は見事なほど
連戦連敗の黒星だらけ!!
真っ黒くろすけ状態と言っても過言ではないのだ!

・・・このままでは、マジでヤバい!!
わたしは一生お見舞いのできなないクズ人間になってしまう
(実は、社会的評価では十分クズなのだけれど…)

そういう個人的な危機感もあって、
今回のお見舞いにはかなり力を入れたつもりであった。
勝算もあった!
事前に知人の状況もリサーチしていたからだ。

わたし同様のヘビースモーカーである知人は…
「病院敷地内では一切禁煙」という時流の荒波に
まるで小舟のように流されていたのだ。

・・・うふふふ、楽勝じゃん♪
わたしには、薬剤師をはじめとする各種医療資格がある!!
それに美容・健康・アロマに至るまでの幅広い知識もある!!
さらに、雀の涙ほどではあるがボーナスも出て少なからず小銭もある!!
…どう間違っても、負ける気がしない♪

そして今日別の友人と二人で、
入院中の知人を見舞ったんだけど…さ。

いやー、勝負ってさ…
ホント何があるかわからないねぇ〜
いやマジで終わってみるまでわからない!

筋書きないわwwww!!




無事(?)お見舞いを済ませた帰り道、

友人がポツリ 
「アレ何?!」

「何って???」

電子タバコ・・・」

「あぁ〜、アレ! 初めパイポとかにしようと思ったんだけど、奮発しちゃった」 テヘ

「テヘじゃねーわ!! 病院で電子タバコなんか吸えるわけないじゃん!!」

「えぇっ?! マジwww?! じゃーヤッパ、パイポの方が…」

パイポも駄目に決まってんじゃん!! あんたバカ?!」

友人のアスカ的なトドメの洞渇に、
思わず帰り際の知人の顔がフラッシュバックしてキタwww!!

「また来るね」
わたしの言葉に見せたあの憂いを含んだ横顔は・・・
アレは、わたしの帰りをさびしく思っているんじゃなくて、
迷惑なものを嬉しそうに持ち込んだわたしに対する
困惑の顔だったのかwww!!!


・・・ま、また、負けてしまった。
でぇwwwwwww!!
ないのは勝負の筋書じゃなくて、
わたしの常識だったwwww!!
あり得ねぇwwwww!!


お見舞いの勝負に
国家資格や知識は全く役に立たない!!
必要なのは・・・、
相手を思いやる真心と
一般常識だったんだね。



とは言いつつも、
「日本の嫌煙って、
マジ信じられないところまできてるよね!
こんな日本で、わたしはもう長生きなんて
これっぽっちしたくないわwwww!!」
と八つ当たりしつつ、
たばこを立てづつけに3本も吸っているわたしを
友人は憐れむように見ているのでした。

2015年08月02日 22:21