【心理】「好きって言ったら、余計に好きになりました」

コレって、有名なドラマの台詞ですが、ある心理現象が如実に表れているらしい。
ソレが「公表効果｣。
公表効果とは、あえて口に出したりして"公表"することで、その言葉どおりの感情が反映されていく心理現象だそうだ。
つまり、「好き｣って言う行為によって、もともと｢好き｣だった感情がますます萌えあがってしまうのは、まさにこの｢公表効果｣の典型とも言えるのだ。

・・・そう言えば、
うちの母の料理は、そんなに美味しくないし、レパートリーもかなり少ない。
ただ、ありがたいことに毎回、愛情と根拠のない自信をたっぷり注ぎ込んでくれていた。
父は、そんな食事を済ませた後、必ず、
「いやぁ〜、今日の料理もホントうまかったよな、な！、なっ？！｣
って、わたしたち子供にまで「イイね！」を強要していた。
アレって、もしかしたら妻の料理に文句も言えない父が生き残るために編み出した生きる術、「悲しい公表効果＆強要｣だったのかもしれない。

ただ、コレはあくまで心理・感情の話で・・・
何千回、何万回言ったところで、妻の料理が上達するわけでも、まして｢無理な法案｣がすんなり通ったりするわけではありませんので・・・

2012年03月30日