【R-18与太話】お下劣な街
旅人が、長い長い旅の果て、ある町にたどり着いた。
そこは、たくさんのお店のある街だった。
旅人は長い旅をして、とてもおなかがすいていたので、
道端にあるハンバーガーショップに入ることにした。
ガタイのいいタンクトップ姿の親父が一人やっている小さな店だったが、店はにぎわっていた。
旅人は、バーガーキングサイズとコークを注文した。
人なつっこそうな笑顔をたくましい身体に乗せた親父がが注文の品を運んできた。
運ばれてきたバーガーは、ホントにおいしそうだった。
さっそく手にとって食べようとすると、
・・・ん?!
おいしそうなバーカーに縮れた毛が?! ・・・それもしっかり3本も?!
『おぃぃぃぃっ!』
親父に一言モンクを言おうと厨房をのぞくと・・・
なんと、親父はハンバーガーを脇にはさんで作っているではないか?!
結局、旅人はバーガーには口をつけず、黙って店を出て行った。
・・・なんて店だ!
言いようもない怒りに腹も立ったが、それ以上におなかもすいていた。
すると、今度は甘く香ばしい香りを放っているドーナッツ屋が見えてきた。
店の中では、たくさんの女性客がおいしそうにドーナッツを頬張っている。
・・・いや、待てよ。
さっきのこともあるので、裏に回って厨房をのぞいてみることにした旅人は、そこでもまた異様な光景に出くわしてしまった。
なんと下半身丸出しの職人が、自らの男性自身に生地を突き立ててドーナッツを作っているのだった。
旅人は、空腹と、怒りと、気持ち悪さでその場にふさぎこんでしまった。
・・・何なんだこの街は?!
「お若いの、大丈夫かい?」
振り向くと老婆が立っていた。
旅人は今自分が見てきたことの一部始終を老婆に話し、
「一体この街はどうなってるんだ!」
と最後には怒りまでぶちまけてしまった。
老婆は、かわいそうにという表情を顔いっぱいに浮かべてこう言うのだった。
「それぢゃ〜、あたしの作る餃子は食べられないねぇ〜」
・・・
そこは、たくさんのお店のある街だった。
旅人は長い旅をして、とてもおなかがすいていたので、
道端にあるハンバーガーショップに入ることにした。
ガタイのいいタンクトップ姿の親父が一人やっている小さな店だったが、店はにぎわっていた。
旅人は、バーガーキングサイズとコークを注文した。
人なつっこそうな笑顔をたくましい身体に乗せた親父がが注文の品を運んできた。
運ばれてきたバーガーは、ホントにおいしそうだった。
さっそく手にとって食べようとすると、
・・・ん?!
おいしそうなバーカーに縮れた毛が?! ・・・それもしっかり3本も?!
『おぃぃぃぃっ!』
親父に一言モンクを言おうと厨房をのぞくと・・・
なんと、親父はハンバーガーを脇にはさんで作っているではないか?!
結局、旅人はバーガーには口をつけず、黙って店を出て行った。
・・・なんて店だ!
言いようもない怒りに腹も立ったが、それ以上におなかもすいていた。
すると、今度は甘く香ばしい香りを放っているドーナッツ屋が見えてきた。
店の中では、たくさんの女性客がおいしそうにドーナッツを頬張っている。
・・・いや、待てよ。
さっきのこともあるので、裏に回って厨房をのぞいてみることにした旅人は、そこでもまた異様な光景に出くわしてしまった。
なんと下半身丸出しの職人が、自らの男性自身に生地を突き立ててドーナッツを作っているのだった。
旅人は、空腹と、怒りと、気持ち悪さでその場にふさぎこんでしまった。
・・・何なんだこの街は?!
「お若いの、大丈夫かい?」
振り向くと老婆が立っていた。
旅人は今自分が見てきたことの一部始終を老婆に話し、
「一体この街はどうなってるんだ!」
と最後には怒りまでぶちまけてしまった。
老婆は、かわいそうにという表情を顔いっぱいに浮かべてこう言うのだった。
「それぢゃ〜、あたしの作る餃子は食べられないねぇ〜」
・・・
2011年09月13日 14:47