蛇美

私は今日まで生きてきました…

【寝物語】「メディアの陰謀」

昼間っからなぜに「寝物語」なのか・・・。
それは、わたしが単にお休みで、
昼間っから夢うつつだからです。
そんな状態で、朝からずっとテレビを見ているのですが、
本日は「田中聡元沖縄防衛局長の問題発言」をめぐる話題が繰り返し繰り返し報道されている。

マスコミを前にしながら、オフレコという状況で県民感情に配慮を欠いた非常識な発言らしいけど・・・??? ン?
これって、半年ぐらい前に松本何某って言う九州男児が復興大臣時代に同じようなことやらかしていなかったっけ・・・。
他にも「死の街」とか言ってたヒトもいたような気もするし。。。

まぁ〜、おエライ人って言うのは、
自己反省というものが全く必要なく生きてこられた生物なんだろうなと
改めて感心させられると同時に、
地元メディアの底力というものを
まざまざと見せつけられたような気がした。

そんな訳で、今日は、ギリシア神話から同じ名を冠する王女のお話を一つ。

メディアの夫であるイアソンが王位継承の証として金羊毛皮を手にして帰国したにも拘らず、ベリアス王はイアソンに王位を譲ろうとは決してしませんでした。
メディアは夫のために策を講じ、「老羊を切り刻んで大釜で煮込み、子羊に変える」という魔術を、ベリアス王の娘たちにわざとのぞき見させました。
娘たちは、その魔術で王を若返らせようとして、ベリアスをバラバラに切り刻み大釜で煮てしまいました。
しかし、王は若返るどころか、生き返ることもありませんでした。
イアソンは、こうして積年の怨みを、妻のメディアの力を借り遂げることができました。


いやぁ〜、対象者に直接復讐するのではなく、
最もその親しいものの愛情を利用して、
そのものの手によってことを成さしむ
「メディアの陰謀」は、まさに芸術の域に入っているとさえ思わせます。

ただ、もはや物の怪と化した感のある、
現代のメディア王・ナベツネには
この陰謀さえも通じていないようですが・・・

2011年11月30日 14:58