蛇美

私は今日まで生きてきました…

【R12与太話】「手術」

あるところにナニのとても大きな男がいた。
その大きさといったら、半ズボンを穿くと膝から顔をのぞかせるぐらいの、まさにイ・チ・モ・ツ。
彼はそのことでひどくツライ思いをずっとしてきたが、心優しい妻は「気にしないで」といつも笑顔で励ますのだった。
彼はそんな妻に支えられ、何とか辛い毎日を乗り切っていたのだった。

ところが、そんなある日、彼は電車で痴漢容疑で捕まってしまった。
当然、彼は無実であり、すぐに被害女性の誤解も解けたのだが・・・、
よほど辛かったのか、彼の心はついに折れてしまった。
彼は部屋から一歩も出れなくなってしまったのだ。

聡明な妻は、彼に病院に行くよう、自分も一緒に行くからと優しく促した。
彼も妻の気持ちを考えて、病院へ行くことに決めたのだった。
いざ妻を伴って病院へ行ってみると、予想外に医師は明るく対応した。
「ハハハ、大丈夫です、簡単な手術で旦那さんのナニを普通サイズにすることができますよ。ハハハ」
「うぉぉ、本当ですか、先生?!」
彼の顔が見る見る明るくなる一方で、妻の美しい顔はどんどん曇って行った。
「ハハハ、大丈夫ですよ、奥さん。夜の生活も何の問題もありません。わたしが保障しま・・・ハ?」
妻の顔色を案じた医師がフォローを入れようとした時、急に妻が重い口を開いた。

「あのぅ、・・・ナニが目立たないように足を伸ばす手術ではなかったんですね。。。」
妻は悲しそうに夫の下半身に目を落とした。

じゃんじゃん♪

2012年02月26日 14:36