蛇美

私は今日まで生きてきました…

【ヘルスケア】「口内炎の意外な真実」

一雨ごとに暖かくなる・・・、もうすぐ春ですね♪
こんな季節の変わり目に、ひそかに流行っている病気があります。
・・・それが「口内炎
今回はその口内炎について。

口内炎は、口の中の粘膜に起こる炎症ですが、表面が白っぽく窪みがあって周りが赤い円形または楕円形で、白色の偽膜ができる「アフタ性口内炎」が最も一般的ですが、その他にも水疱になったり、滲出液が出続ける「カタル性口内炎」、炎症が粘膜組織よりも深く進んだ「潰瘍性口内炎」などもあります。
原因には、
* 偏食による鉄分やビタミンの不足
* ストレスや睡眠不足
* 不正咬合や、歯ブラシなどによる粘膜への物理的刺激 (口内を噛むなど)
* 唾液の不足、口腔の乾燥
* 口腔内の不衛生
* 歯磨き粉成分による粘膜の損傷 (ラウリル硫酸ナトリウムなど)
* その他物理的な損傷(間違って噛む、歯の治療痕が当たるなど)
などがあげられています。(以上ウィキから)

で、よくドラッグストアなんかに「にきび、肌荒れ、口内炎に・・・」などといったキャッチコピーのついたビタミン剤を買ってしまうのですが、これでなかなか治らない。あるいは、何度も繰り返して発症してしまう。
・・・そんな経験をした人も、存外多いのでは?!

実は、口の中の粘膜って、意外にも身体のどの部分より強い組織だったりします。
たとえば、皮膚が比較的厚いとされている手を、60〜70℃のお湯につけていられる人はそういませんが、わたしたちが毎日のようにおいしく飲んでいる味噌汁やコーヒー、お茶がこの温度であることを考えると、「なるほど」と納得していただけるのでは。
粘膜が、なぜそんなに強いかというと、それは濡れているから。
逆に、乾いてしまった粘膜ほど弱い組織はない!というのもまた事実だったりします。
魔戒騎士”GARO"は鎧を召喚しなくてもそこそこ強いようですが、水分をなくしてしまった粘膜は、「ヒツジの皮をかぶったヤギ」、まるで話にならなりません。

というわけで、「ちゃんとビタミン飲んでるのにぃ〜」と残念な結果になっている人は、以下の点に注意してみてください。
・(鼻とかが詰まって)口で息をする癖がついていないか?
・イライラしたり、興奮したり、ストレスの多い「交感神経優位」な人生を送っていないか?
・風邪薬や鼻炎薬、または下痢止めなどの副交感神経遮断する薬を常用していないか?
・実は「ドライマウス」になっていないか?
・気がついたら、「ポワン」と口をあけていないか?
※上記は、すべて口の中を乾かし、最強の「口腔内粘膜」を最弱の「へたれ」と変えてしまいます。

こういう意外な落とし穴で口内炎になっている人が、そうとは気づかずビタミン剤を信仰しているのをわたしはよく見かけます。

また、東洋医学などでは、口は内蔵の入り口との見方をする場合もあります。
つまり、口内炎が痛くて食事が満足にできないのは、胃腸が弱ってしまって「もうこれ以上コキ使うのはやめてぇ〜!」と訴えていると考えるのです。
胸に、イヤ「おなか」に手を当てて最近の食生活を反省してみては如何でせう?

口内炎でお悩みの方、ビタミンも大切ですが、その裏に意外な原因があることもあるので、注意してね♪

2012年02月26日